「第8回見附刈谷田川ハーフマラソン大会」が4月17日、新潟県見附市・見附運動公園多目的グラウンドを発着点に開かれる。古くから続く見附市市民マラソン大会も兼ねた大会で、1,173人が参加して刈谷田川清流と守門岳や粟ヶ岳を望む刈谷田川沿いをコースにランナーたちが走り抜ける。
県外からも遠くは宮城県や島根県から21都府県の121人が参加する。競技は親子ペア(1.5km)、3km、5km、10km、ハーフ(21.0975km)の5種目。男女別、年齢別の合わせて17部門に分かれてタイムを競う。
各部門3位以上にメダル、6位以上に賞状と副賞を贈って表彰。ランナー全員に参加賞のほか、仮装ランナー賞や第50回大会記念の賞もある。ゲストで見附市出身のモデル今井美穂さんも応援に訪れる。
河川改修で安全、安心度が向上した刈谷田川を活用し、歴史を風化させず安全安心なまちづくり、人が交流することを目的に毎年、実行委員会形式で開かれている。
さまざまな仮装ランナーを出場し、大会を盛り上げている。昨年は東京五輪・パラリンピックの影響もあり、聖火ランナーの仮装で走り抜けていった参加者や、一大ブームを巻き起こした漫画「鬼滅の刃」のキャラクターにふんしたランナーが目立った。ことしもどんな仮装がお目見えするも楽しみのひとつだ。
NPO法人見附市スポーツ協会会長の清水幸雄さん(66)は、「前年はコロナ禍のなか手探り状態で開催したが、ことしはよりコロナ対策にも力を入れ、参加者にも安心安全を期した大会になるよう運営していきたい」と、今なお続くコロナ禍での開催に意気込む。
また、同法人副施設長の相田健一さん(30)も「多くの人に愛されてきた大会をとにかく皆さんに楽しんでもらいたいという思い。毎年同じような大会にならないよう参加者目線で変化していきたい」と語る。コロナ禍でも試行錯誤しながら途切れることなく続けてきたこの大会を、ことしも多くのランナーが生き生きと走り抜ける。