16日深夜に宮城県と福島県で震度6強の揺れを観測した地震で新潟県内ではとくに被害はなかった。三条市や燕市は、災害時の応援協定を結んでいる震源地に近い自治体に被害状況を確認し、支援要請を問い合わせた。
16日深夜は三条市、燕市とも災害対応マニュアルなどに沿って職員が自動的に登庁した。夜で被害状況の確認は難しいため、開けて17日朝から公共施設などの被害状況を確認したが、とくに被害は確認できなかった。
燕市では消防から吉田本町の防火水槽にひび割れから水が漏れているという連絡があったが、これが今回の地震で発生したものかどうかは、はっきりしない。
燕市は災害時相互援助の協定を結ぶ福島県南相馬市の危機管理課に問い合わせたところ、一般道でも陥没したところがあるが、緊急に支援が必要なことはないという回答だった。
三条市でも災害時における相互応援に関する協定を結んでいる福島県の相馬市や伊達市に連絡したが、自衛隊の出動要請をしていることなどもあり、やはり支援の要請はなかった。