新潟県三条市の任期満了に伴う三条市議選(4月10日告示・17日投開票)に出馬する現職の藤家貴之氏(43)=駒込=の後援会が21日、森の健康館「こだま」で決起集会を開き、当選に向けて結束を固めた。
藤家氏は2020年11月の補選で無投票で初当選した。スローガンは「この地域の未来を考える。」。決起集会には支持者ら約70人が出席した。
刈屋洋一後援会長はあいさつで「この地域では飛田さん、その前の桜井さんが地域の発展や問題解決を中心になって頑張ってくれた。これからもそういった人が必要。それは藤家君で、ここ駒込、下田地区、三条市のなくなてはならない市議と思う。この区域の未来を本気で考えてくれる人と思う」と評した。
来賓の滝沢亮三条市長は、藤家氏の市議会での一般質問に「本当にこの地域のことを考えた地に足の着いた質問、そしてそれを勉強されて、地域の皆さまの声をしっかりと議会を通じてわれわれに届ける。その姿勢が毎回、本当にぐさっと心に刺さる」、「私自身、勉強になる」とし、「この地域のビジョンを、将来を考えるだけじゃなくて、一緒に進めていきたい、実行していきたい」と期待した。
この地域から福島県只見町へ通じる八十里越は4年後の開通予定だが、「この地域を素通りさせるわけにはいかない」。「一緒にもっといいまちにしていく、そのようなこの4年間、それに向けて来月の市議選を戦い抜いていただきたい」とエールを送った。
藤家氏は決意表明で、駒込に下水道が届いてない、生産組合がないといった問題があり、1年半前は農業問題を訴えて当選したが、本当に悩んでいるのは人口減少、過疎化であることに気づいたと話した。
八十里越の開通やスノーピークの新施設完成で「この下田が観光地になれるチャンスだと本気で思っている」、「まだまだ下田は発展できるチャンスがある」と希望を訴え、「地元に誇りを持てるよう、生活ができるようにしていくのが、市議会議員としてのこれからの仕事なんだと思っている」と「当選させていただければ間違いなくこの地域のために仕事ができる」と支援を求めた。最後はガンガローコールで締めくくった。