福島県沖を震源に震度6強を記録した16日に地震で福島県や宮城県の一部で発電を停止している火力発電所があり、電力需給が厳しくなっていることから政府は22日、東京電力と東北電力の管内に「電力需給ひっ迫警報」を出して節電を呼びかけている。
東京電力管内では夕方以降に一部で停電の可能性があり、午後2時台の電力使用率は107%と需要が供給を上回る危機的状況だ。東北電力管内の午後2時台の使用率は97%。使用率の判断は、93%未満は「安定的」、93%以上95%未満は「やや厳しい」、95%以上は「厳しい」、97%レベルは「非常に厳しい」。
具体的な節電の方法について東北電力は、暖房の設定温度を下げる、使っていない部屋の電気を消す、使っていない機器の電源を落とすなど、日常生活に支障のない範囲で現在の取り組みから踏み込んだよりいっそうの節電を呼びかけ、管内の自治体にも住民への節電の周知を依頼した。