2020年11月の市議選補選に初出馬で初当選し、任期満了に伴う三条市議選(4月10日告示・17日投開票)で2期目を目指す白鳥賢(しらとり けん)氏(50)の活動報告会が22日、三条商工会議所で開かれた。
村松浩太郎後援会長はあいさつで、当選から1年4カ月の間「ずっと横でひとりにすることなく、われわれは寄り添ってきた。議論を重ね、思いを共有してきた。きょうは皆さんにもその白鳥くんの思いを少しでも感じていただければと思い、こういう会を開かせて開かさせていただいた」とあいさつした。
来賓の前三条市長の国定勇人衆院議員の妻、律子さんは、国定氏の選挙を白鳥氏が手伝ってくれたことに感謝し、「ぜひともこの有能な若き三条のホープである白鳥市議が次の選挙戦でいい成績で勝ち抜き、私たちのために仕事をしてもらえるよう願う」と応援を約束した。
白鳥氏は、目指すべきまちの形として「今こそ話そう、このまちの未来。」「市民主体のまちづくり」のスローガンを掲げている理由や市議会の仕組みや感じたこと、そして見えてきた課題とこれから取り組みたい目指す三条市のあり方について話した。
商店街を含めまちの活力を取り戻す、高齢化と人口が減りながら核家族で世帯数が増えることによる災害時の自助のパワー不足、困っている人を探しにいくようなサービスの必要性、商工業者の支援や企業収益と労働者の給与の向上、農業政策は地方自治体でできることはほとんどない、三条市の教育予算の少なさなどについて考えを述べた。
とくに教育予算は1年間に児童生徒ひとり当たり燕市が82万4千円、加茂市が131万円なのに対し、三条市は52万3千円。「これをどう見るか。教育効率が安くて良かったねと思うでしょうかか」と疑問を投げかけた。
近隣市町村が学校用タブレットに有料のアプリを利用しているのに対し、三条市は教員が教材を制作している現状に「ふるさと納税で7億円も積み増ししました、すごいでしょうと言ってる三条市が教育に(有料アプリを利用する)2千万円が出せない。そんなことはあるのか」と指摘した。
さらに以前、燕三条青年会議所に所属し、日本青年会議所の宣言「日本の青年会議所は混沌という未知の可能性を切り開き個人の自立性と社会の公共性が生き生きと協和する確かな時代を築くために率先して行動することを宣言する」を引用した。
「私はこれからも明るい豊かな三条市を築くために、率先して行動していくことをここに宣言をあらためてしたいと思う」とし、「皆さまの力を貸していただいて、これからも三条市のために走っていけますよう、後押しをいただきますことを最後にお願いを申し上げる」と支援を求めた。