昨年11月9日に新潟県燕市立吉田中学校の女子生徒が校舎から転落死し、のちにいじめがあったことを記述した遺書が見つかった問題を調査する第三者委員会「燕市いじめ防止対策等専門委員会」の6回目の会合が30日、開かれた。次回は4月19日に開き、最終段階に近い報告書をまとめる考えだ。
非公開で行われた会合後、吉澤克彦委員長が報道関係者の質問に答えた。吉澤委員長は、今回で調査を終わり、第三者委員会のそれぞれの意見の合意、方向性もほぼ決まっているので、次回は実際に報告書の文面をつくりながら検討する。次回を最終にしたいが、最終になるかどうかはわからないと述べた。
女子生徒が残した遺書にいじめられたとあったが、実際にいじめがあったのか、転落死が事故なのか自死なのかは、最終報告書で明らかにしたいとし、ここでは明らかにしなかった。
これから各委員で報告書の文面をつくったり、検討したりという作業をしながら19日を迎える。今後の調査はせず、報告書をまとめたら第三者委員会のガイドラインに沿って提出する。