株式会社コメリ(捧雄一郎代表取締役社長・新潟県新潟市南区)は1日、コメリグループ入社式を行った。初めて新入社員がユニホームを着るパフォーマンスも行い、新規採用した301人をグループに歓迎した。
新規採用は一昨年の327人、昨年の424人より少ない。301人の新規採用は、コメリの採用が258人、グループが43人で、大学院卒3人、4年生大学卒152人、短大卒6人、専門学校卒60人、高校卒80人の内訳。
入社式は新型コロナウイルス感染防止のため、新潟本社のコメリサポートセンターと7カ所のストアサポートセンターをライブ映像で結んで行った。
捧社長は「住関連分野の流通イノベーションを通じて貢献する。それがコメリの願いでありロマン。きょうからこのロマンを皆さんと共有できるのを大変うれしく思う。1日も早く世の中や社会に貢献できる人になれるように大きく成長し、大きく羽ばたいていっていただきたい」
これからのコメリの取り組みや進むべき方向、経済環境などについて話したあと、「それぞれ夢をもってもらいたい」、「将来の自分づくりをこれからスタートしよう」、「感謝の気持ちをもって周りを大切していってほしい」と3つを話し、「この3つだけは覚えていてそれを実践していただきたい」と新入社員に求めた。
前年新入社員代表の歓迎の言葉のあと、捧社長から新入社員代表のいずれも新潟県出身でコメリハード&グリーン加茂店(新潟県)に配属される富山国際大学卒業の神崎竜哉さん(22)とコメリパワー前橋店(群馬県)に配属される流通経済大学卒業の古屋裕香さん(22)に辞令を交付した。あわせて捧社長から2人に真っ赤なコメリのユニホームを着せた。
最後に新入社員決意表明で新潟県出身でコメリハード&グリーン前橋六供店(群馬県)に配属される帝京大学卒業の糀谷愛和さん(22)が「一人ひとりがコメリ社員としての誇りと自覚をもち、ご縁がある人々の幸せのため、社会の発展のために何ができるかを精いっぱい考え、仲間と力を合わせて日々の努力を重ねていくことを約束する」と決意とお礼の言葉を述べた。
辞令交付では、これまで胸に社章をつけていたが、感染防止のために初めてユニホームの着用に代えた。このことについて捧社長は「ユニホームをわたしから新入社員に着ていただけるようなお手伝いをすることが、本当の意味で仲間にみんながなったというような形で、心から仲間になったんだというあらわれのひとつと思ってやらせていただいた」と話した。
ユニホームに袖を通した新入社員は「入社した実感がわいてきた」、「社会人として自覚が少しずつもてたかなと思う」と気を引き締めていた。
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