段ボール箱製造の株式会社西山カートン(西山徳芳代表取締役・三条市西潟)は4日、三条市立図書館から7月24日にオープンする三条市の図書館等複合施設「まちやま」への引っ越し作業に利用してもらおうと段ボール箱3,000箱を三条市に寄付した。
450×360×250mmサイズの段ボール箱。三条市立図書館の開架の蔵書約13万冊を「まちやま」へ移し、さらに買い足して「まちやま」の開架は約15万冊になる。閉架の書庫の蔵書の一部も「まちやま」へ移す。
その図書の運搬用に使ってもらおうと寄付したもので、代表取締役の西山徳芳さん(66)が市役所を訪れて滝沢亮市長に目録を手渡した。西山さんは3,000箱で足りなければさらに1,000箱、2,000箱と寄付を追加する用意があると話し、滝沢市長は面白い引っ越しイベントを企画しているので、期待してほしいと話した。
西山さんは年に本を100冊ほど読み、図書館も利用する読書家。三条商工会議所が今の建物に引っ越すときにも段ボールを寄付した経験があり、今回も引っ越しの役に立ててもらえればと寄付した。
「まちやま」の名称の募集が始まったころから「これは引っ越しがあるなと。引っ越しがあればきっと箱がいるんだろうなということで気が付いた」と話していた。