新潟県加茂市を流れる加茂川で6日、加茂の春の風物詩「加茂川こいのぼり」の飾り付けが行われた。大型連休明けの5月9日まで加茂川上空を約500匹のこいのぼりが1カ月にわたって泳ぎ続ける。
加茂市民有志でつくる「加茂川に鯉のぼりを泳がす会」(茂野栄一代表)が主催。加茂川の大水害に左岸側の加茂駅から延びる商店街は発展したが、右岸側の商店街にも目を向けてほしいと1990年に加茂市新生商店街が取り組んだのが始まりで、30年以上も続いている。
西宮橋−葵橋間の幅約50メートルある加茂川の両岸をワイヤで結び、そこに市民の寄付や加茂市が購入したこいのぼり約500匹を取り付けてある。
7日は青空が広がって風も強く、色とりどりのこいのぼりが風をはらんで生き生きと春の空を泳いだ。市内小学校では入学式が行われたので、入学式を終えた新1年生は和服やスーツの保護者がこいのぼり見物に訪れ、こいのぼりを背景に記念写真を撮っていた。
時期は決まっていないが、期間中に初めてライトアップも行う計画がある。さらに地元商店街では4月27日まで特別還元セールが開催され、抽選も行われる。