オープンから6年になる造園やガーデニングが楽しめる「道の駅 庭園の郷 保内」(山口恵美駅長・三条市下保内)は6日、リニューアルオープンし、大型連休を前にユニバーサルな広い通路の確保やテラス席、直売所コーナーの設置など快適性や利便性を向上させた。
リニューアルのきっかけは通路の狭さだった。通路が車いすで通るのに十分な幅がなかった。新型コロナウイルス感染防止の観点からも来店客が接触しやすいのが問題になっていた。
そこで平台が中心だった陳列台に変えて高さのある陳列棚を増やした。これにより車いすで問題なく通れる通路の幅を確保でき、ゆったりと買い物できるようになったうえ、結果的に陳列スペースが増え、取り扱い商品を増やすことができた。
あわせて生鮮品の直売所コーナーを設置した。道の駅といえば直売所をイメージする人が多く、要望に応えた。可能な限り三条産の生鮮品を販売する。
屋根のある屋外スペースは、これまで鉢植えの花などを販売していたが、テーブルといすを並べてカフェスペースに変更。施設の奥にあるパスタとピザのレストラン「base(バーゼ)」からテイクアウトしたピザやイートインコーナー「こもれびカフェ」のフルーツサンド、映えるジェラートなどをここで食べることができ、注文すればここまで運んでくれる。
園芸資材などを販売していた部屋は、これまで半分ほどをバックヤードの機能に充てていたが、リニューアルでバックヤードをなくし、すべてのスペースを商品の陳列とワークショップのスペースに充て、大幅に魅力がアップしている。
あわせて販売している20種類近いレトルトカレーを購入し、プラス300円でレトルトカレーを温めてライスと一緒にその場で食べられる「今(いま)カレー」というユニークなサービスを開始。植木販売のシーズンインで、まずは9日(土)、10日(日)から地元保内地区の植木職人が来場して植木の即売、相談を行う「植木まつり」もスタートする。
山口駅長は「歩きやすい通路になり店内が広々した。わんちゃん連れでも歩きやすく、生鮮コーナーが広がったのでぜひ新鮮な野菜、果物を買い求めてほしい」と来店を待っている。問い合わせは「道の駅 庭園の郷 保内」(電話:0256-38-7276)へ。