「TSBBQ」シリーズを企画販売する株式会社山谷産業(山谷武範代表取締役・本社:三条市北入蔵2)と、プロダクトデザイナーで株式会社タンジェントデザイン(新潟県新潟市)の高橋悠代表、燕三条を代表する包丁メーカーの藤次郎株式会社(藤田進代表取締役・本社:燕市物流センター1)がコラボレーションした「TOJIRO×TSBBQアウトドア包丁」が世界三大デザイン賞のひとつ「iF design award 2022」を受賞した。
iFデザイン賞は、ドイツのハノーファーを拠点とするデザイン振興のための国際的な組織「インダストリー・フォラム・デザイン・ハノーファー(iF)」の主催で1953年に始まり毎年、全世界の工業製品などを対象に優れたデザインを選定。IDEA賞(アメリカ)、レッドドット・デザイン賞(ドイツ)と並ぶ「世界3大デザイン賞」と呼ばれている。
受賞した包丁は、極上の切れ味を持つ小出刃包丁、ユーティリティ包丁、パン切り包丁の3種類ある。燕三条の伝統的な工芸品「鎚起(ついき)銅器」をモチーフにしたハンドルデザインが特徴。ランダムな凹凸が心地よく指にフィットし、しっかりとしたグリップ性能も兼ね備え、美しさと同時に機能性も高めている。
アウトドア・ブランド「TSBBQ」は、ものづくりの町、燕三条の金属、木製品加工技術を結集し、山谷産業がアートディレクターの石川竜太氏、プロダクトデザイナーの高橋悠氏とともに立ち上げたアウトドア・ブランド。「Try! Stylish BBQ!」をコンセプトに、欧米のパーティ・バーベキューをイメージした商品を展開中しており、ブランド名に地域を表す「燕三条」の頭文字「TS」を冠し、ロゴマークにも三本線(三条市)の上をツバメ(燕市)が飛ぶデザインを取り入れ、BBQに欠かせない金網を表現した。