7月24日にオープンする新潟県三条市の図書館等複合施設「まちやま」に設置する移動式プラネタリウムの購入費とし て市に1,000万円を寄付した三条信用金庫(西潟精一理事長・三条市旭町2)国から紺綬褒章(こんじゅほうしょう)が授与され、市は20日、その伝達式を行った。
滝沢亮市長が午後2時に三条信用金庫を訪れ、褒状を読み上げて「三条市の子どもたちにありがとうございました」と西潟理事長に手渡した。
滝沢市長は、「まちやま」に設置する科学教育センターで、市内の小学校3年生から中学校3年生まで毎年、1回は理科の出張授業を受けて自然科学に興味をもってもらおうと思っており、県立三条高校に理数科、理数コースをつくりたいとの思いもあることを話し、「市立大学もあり、小学校から大学まで一環して充実した教育の場、学びの場を三条地域、県央地域でさらにつくっていこうと思う」とあらためて三条信用金庫の協力に期待した。
西潟理事長は「役員、私の意向もあって将来を担う子どもたちのために、何を買うかは市の方にお願いした」、「ここで商売できるのも地域あってこそ。これからも最優先で利益が出たら還元していきたいと思っている」と話した。
紺綬褒章は、公益のために私財を個人500万円以上、団体1,000万円以上の寄付に対して授与される。