大型連休で窓口が開いていない間にATM(現金自動預払機)に誘導されて特殊詐欺の被害に遭わないようにと新潟県警燕署(清水文宏署長)は、28日午前10時から越後吉田郵便局前で被害防止の広報活動を行った。
燕署員が来店者に声がけし、広報用ちらしなどを手渡して特殊詐欺にだまされないよう注意を呼びかけた。
特殊詐欺が増える年金支給日に合わせて広報することが多いが、最近の特殊詐欺はATMに誘導して振り込ませることが目立っており、大型連休中の金融機関などは窓口が閉まっていて目が届きにくくなることから、今回は大型連休前に実施した。
燕署管内ではことしに入って3月末までに4件で合わせて約800万円の特殊詐欺による被害が発生しており、昨年1年間の6件、1,200万円と比べてペースが早い。還付金名目のオレオレ詐欺が増えており、ことしの4件のうちが還付金名目。また、県内の還付金名目の特殊詐欺被害はすでに昨年1年間の発生件数を上回っている。