JR燕三条駅の2階コンコースに設置されている燕三条地域のものづくり企業の製品や技術を展示するショーケースがリニューアルされた。
改札を出て左手にガラスのショーケース14本が4列に並ぶ。3段に仕切られ、1小間につき年額14,300円からの使用料で各企業が製品や技術を展示している。ガラスの欠けなどを補修するとともに、内部の照明を蛍光灯からLEDに変更したので明るく、目を引くようになった。
168ある幅30センチからの小間をこれまで85社が利用し、1社で6小間を利用している企業もあった。見る人の立場になり、燕三条のものづくりの多様性を感じてもらおうと、リニューアルを機に1社2小間までに制限したため、133社と1.5倍以上に増えた。
電源もとれるようにしたので、プロモーション映像を流す企業もあれば展示スペースに合わせた展示器具を用意した企業もあり、ぐっと見応えのある展示となった。
このショーケースを設置しているのは、公益財団法人燕三条地場産業振興センター。今は「燕三条Wing」になっている燕三条駅観光物産センターに設置していたものを2002年に移設した。古く傷んだため400万円近くかけて補修、リニューアルして27日にオープンとなった。
この展示を見て商品を買いたい、企業を紹介してほしいという問い合わせもある。担当者は「今後は定期的な展示の入れ替えを企業にお願いし、いつ来ても同じではなく燕三条の玄関口にふさわしいものにしていきたい」と話している。