まん延防止等重点措置や緊急事態宣言といった移動制限のなくなったこの大型連休は折り返し。新型コロナウイルスの感染拡大で大きな影響を受けてきた「道の駅 燕三条地場産センター」(新潟県三条市須頃1)の大型連休前半は、コロナ前と変わらないにぎわいを取り戻した。
4月29日から5月8日までの10日間、「GWフェア」を開いている。大型連休前半は1日平均で来店客は2,000人を数え、売り上げは約350万円。売り上げは見込みの1.5倍以上で、コロナ前の大型連休と比べてそん色ないレベルだ。
帰省がてらの来店が多いと思われるが、駐車場のナンバーを見ると7割が県外ナンバーが占め、とくに関東方面が多く、観光バスの団体客も戻りつつあると言う。
GWフェアのメーンは3日からで、3日は午前中に雨が降ったこともあるが、いつもなら閑散としてくる午後4時を過ぎても、店内は昼過ぎからのにぎわいが変わらず続いていた。
車を利用した移動はすっかり戻った印象だが、一方で鉄道はまだコロナ前にほど遠いようだ。「道の駅 燕三条地場産センター」と経営が同じ燕三条駅観光物産センター「燕三条Wing」は、ほほ見込み通りの売り上げ。とはいえ1日の売り上げは昨年の2.5倍ほどに大きく増えている。
客のターゲットは燕三条駅の昇降客だが、車で「道の駅 燕三条地場産センター」へ行った足で「燕三条Wing」に来店する人もあると言う。ビアカップ鎚(つち)目入れ体験(2,500円)のワークショップも用意しており、来店を待っている。
■3日の「道の駅 燕三条地場産センター」の「GWフェア」のようす