新潟県加茂市の加茂川上空を約500匹のこいのぼりが泳ぐ「加茂川鯉のぼり」が4月29日から初めてライトアップされ、幻想的な風景が市民の目を楽しませている。
「加茂川鯉のぼり」は、加茂市民有志でつくる「加茂川に鯉のぼりを泳がせる会」(茂野栄一代表)の主催で毎年行われている。
30年以上も続き、今では加茂の春の風物詩としてすっかり定着していることから、行政としても盛り上げていこうと初めて加茂市がライトアップを実施。西宮橋−葵橋間の幅約50メートルある加茂川の両岸を結んだワイヤに取り付けたこいのぼりを左岸側に設置した10基のLED照明で照らしている。
晴れた5日は、日暮れとともに市民が見物に訪れた。日中は夏の暑さで、まるで夕涼み。明るさに物足りなさもあるが、夕焼けから闇へと移るにつれて浮かびあがるこいのぼりは幻想的。こいのぼりを背景に写真を撮ったり、帰省中の学生も「インスタ映えするんじゃね?」とうっとりだった。
ライトアップは8日までの毎日午後6時半から8時半まで。