女性の好みの日本酒づくりに続いて今度はキャビンアテンダントとつくる日本酒をと11日、新潟県弥彦村でキャビンアテンドによる手植えの田植えを行ってプロジェクトがスタートした。
田植えしたのは日本航空(JAL)の新潟支店をはじめ東京に勤務する希望したキャビンアテンダント10人。背中にJALのロゴのあるJALカラーの黒と赤の上下に長靴に帽子で参加した。
弥彦村上泉地内の上泉生産組合の田んぼで弥彦神社の神官が御田植神事を行ったあと田んぼに入り、酒米の王とも言われる「山田錦」の苗を1束ずつ手で植えた。
足を取られて転び、ズボンを泥だらけにした人も。「緊張したけれど思った以上に難しかった。苗を植える塩梅とか、ぬかるみの中を歩くことですら難しかった」と話していた。このあと稲刈りや酒の仕込みの工程にもかかわっていく。
酒類卸の新潟酒販株式会社(雫石明社長・新潟市西区流通センター3)と弥彦酒造株式会社(金子秀二社長・弥彦村上泉)は昨年から「女性による、女性のための日本酒」をコンセプトに女性社員でしぼりたて生原酒「READY! LADY! READY!(レディ!レディ!レディ!)」をつくり、人気を集めた。
今回はそれに続く第2弾を企画するなかで、弥彦酒造が新潟空港に売り込みに行っている縁からキャビンアテンダントでとなった。日本空港新潟支店の支店長に元キャンビアテンダントがふるさとアンバサダーとして着任したこともきっかけになった。
新潟酒販の熊倉章特販部長は「酒の名前やラベルのデザインもキャビンアテンダントの皆さんに考えもらって来年3月半ばごろから販売したい」と期待していた。