新年度が始まって新潟県三条市のふるさと納税の4月1カ月間の寄付額は、昨年4月の5倍以上となる1億円を超えた。三条市は、今年度の目標25億円の必達に向けて「1億円突破のロケットスタート」を切ったと胸を張っている。
4月の寄付額のカテゴリー別の内訳は、「日用品・家電類」のキッチン用品やつめ切りなど約620種の寄付額が約3,550万円、「キャンプ・アウトドア」のコンテナや焚き火台など約150種が約6,600万円、「食品」の果物や米など約180種が約350万円だった。
アウトドア関連商品が昨年4月の約20種からことしは約150種と7倍以上に増えたのが寄付額増に大きく貢献。「ものづくり」や「自然が育む食」といった三条市の金属加工技術や自然の豊かさを反映した多岐にわたる返礼品が昨年4月の約520種から約950種に倍増した影響も大きい。
三条市は昨年秋からふるさと納税の寄付額増加に大きくハンドルを切り、民間からふるさと納税の担当者、CMO(チーフ マーケティング オフィサー)を採用して今年度25億円の寄付額を目標に掲げている。
ふるさと納税の寄付は年末に集中する。それが年度初め早々に1億円を突破したのは、25億円の目標達成に向けて好スタートは切ったのは間違いない。