戸隠神社の春祭りに向け規模縮小の万灯のけいこを重ねる (2022.5.12)

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14日(土)を宵宮、15日(日)を本祭に行われる燕市・戸隠神社(星野和彦宮司)の春季祭礼に向けて木場小路万灯組と横町万灯保存会の2つの万灯組がけいこを重ねている。

木場小路万灯組みのけいこ
木場小路万灯組みのけいこ

万灯は台車の中央に灯ろうを載せ、てっぺんから色紙を折って作った花で飾ったタケ数十本を傘のように垂らしたもの。万灯の上で若連中が太鼓や笛で祭りばやしを奏で、「ひょっとこ」と呼ぶ男の子が扇子を広げて踊る。

さらに木場小路は「お玉」、横町は「踊り子」と呼ぶ小学生の女の子が「伊勢音頭」に合わせて踊り、門付けに回る。

コロナ禍で一昨年は両万灯とも万灯を出すのも踊りも中止。昨年も万灯は出さなかったが、木場小路万灯だけが宵宮に1回だけ拝殿で踊る参拝奉納を行った。ことしも両万灯とも出ないが、踊りは両万灯とも規模を縮小して行う。

戸隠神社
戸隠神社

宵宮の14日は、木場小路万灯は午後3時半に集合場所の戸隠神社裏手の宿を出発し、4時にお払いを受けてから門付けに回り、6時から神社参道で奉納する。

横町万灯は門付けは行わず、午後4時半から中央通3の協栄信用組合駐車場、5時から中央通2の玉川堂駐車場、5時半から中央通1の集会所前で踊る。6時半から神社参道で奉納して日没前に終わり、7時から拝殿で宵宮祭の神事となる。

本祭りの15日は午前9時から木場小路万灯、9時半から横町万灯が戸隠神社で奉納。その後、氏子町内3カ所で砂盛参拝を行い、木場小路万灯が9時40分から秋葉町1,10時20分から新町、11時から中央通3の順に砂盛を回って奉納。それに続く形で横町万灯が奉納し、さらに阿部家、万福寺と神職による行列の参拝が続く。午前10時から例大祭の神事。最後に神伶会が午前11時から戸隠神社で神楽舞を奉納して終わる。

木場小路万灯組
露店用の仮設の電線

神輿(みこし)行列は3年連続でことしも行わない。万灯は本来、宵宮の夕方から本祭りの夜の舞い込みまで続くので大幅な規模縮小になるが、露店は3年ぶりに開設されるので、春祭りのにぎわいを取り戻す。

木場小路万灯組は日曜の8日からけいこを始めた。例年、戸隠神社裏手の宿と呼ぶ建物で行っているが、狭くて密になるため、燕市文化会館の3階ホールに会場を移した。

木場小路万灯組
木場小路万灯組

お玉は12人のところ小学校2年生から6年生まで新人3人を含む8人に減らした。宵宮は8人で踊り、本祭りは新人を除く5人で踊る。47人いる若連中の参加も減らし、お玉を含めても25人ほどにとどめる。門付けも例年約50軒を回るところ35軒ほどになりそうだ。

けいこも本来は1週間ぶっ続けのところ4日間だけ。参加者は抗原検査で陰性を確認してからけいこを始めた。総代の清水守之さん(35)は「規制をさせてもらうなかで見てもらう形になるが、来年につなげる祭りにしたい」と話した。

横町万灯保存会のけいこ
横町万灯保存会のけいこ

横町万灯は木場小路万灯より1日遅れて9日にけいこを始めた。踊り子は中央通1、中央通2、中央通3から2人ずつの小学生4年生から6年生までの6人。本来の半分で新人はいない。若連中を含めると例年、参加者が200人前後にもなるが、ことしは踊り子を含めて37人にしぼった。

これまでけいこに借りていた地元のビルが移転で使えなくなったため、燕東小学校の体育館で4日間だけ行っている。初日9日のけいこは、音が響きすぎて自分の音や声がよく聞こえず、やりにくかった。

横町万灯保存会
横町万灯保存会

踊り子は2人が参加できず4人だけ。最初のけいこでは踊り子が出だしでうまく入れず、やり直す場面も。2年のブランクの大きさを感じさせたが、2度、3度と踊りを繰り返すうちに勘を取り戻し、指導するまでもなく互いに協調して動きを合わせていた。

総代の西山慶一郎さん(58)は「万灯が出せなのは致し方ない。規模を縮小してでもやらないとさすがに3年も休むと継続が難しくなる」と、来年は本来の形で万灯が出せることを願って奉納する。


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