3年ぶりに開催されるこの夏の新潟県燕市吉田地区の夏まつり「吉田まつり」の協賛会の総会が17日開かれ、規模を縮小や変更する行事計画などを決めた。
吉田まつりは、吉田地区全体の「吉田まつり」と粟生津地区の「粟生津まつり」、北地区の「北地区ふるさとまつり」から成る。
吉田まつりは7月23日(土)夜に行う。吉田まつりは夜まつり。金曜夜の民謡流しと土曜夜の踊りと山車巡行と2日間にわたって行われているが、こしは新型コロナウイルスの感染防止のため1日だけに縮小、凝縮して行う。
吉田駅前広場を会場に午後6時半に山車が集結して始まり、踊り披露、吉田太鼓龍神会の披露のあと民謡流しで「吉田ばやし」、「吉田繁盛ぶし」、「吉田甚句」を踊り流し、「吉田笑猫(ラフキャッツ)」の踊り披露で9時40分に終わる。
旭町ロータリーから堀川屋までの歩道に吉田地区の保育園4、5歳386人が絵を描く吉田諏訪神社の神輿渡御(みこしとぎょ)もあわせて行われているが、ことしは大祭の神事は行われるものの、神輿渡御は中止。露店の出店は行う。
粟生津まつりは16日(土)午後2時から8時まで粟生津体育文化センターで行う。北地区ふるさとまつりは17日(日)午後5時から8時まで北体育文化センタで行う。いずれも内容は縮小し、詳しい手法などこれから協議して詰めていく。
最近になって屋外でのマスク着用は必要ないという意見が多いことから、まつりでのマスク着用は必須ではなく、参加団体に任せるとしたが、ガイドラインを示してほしいという声もあった。
全体では参加者がコロナ前より減ると予想される。協賛会長の星野光治吉田商工会長は、「不確定要素が多いが、このやり方も最初で最後と思う」とまつりの成功に向けて協力を求めた。このほか昨年度収支決算報告を承認し、今年度の収支予算を決めた。