第1回全日本アンダージュニア(UJ)フレッシュボクシング大会の男子57キロ級で優勝し、県勢初の日本連盟の中学世代の強化指定選手に選ばれた三条市立第三中学校3年、齊藤鳳人(たかと)さん(14)が23日、滝沢亮三条市長を表敬訪問した。
齊藤鳳人さんは兄の影響もあって保育所年中児のときから空手を始めた。パンチ力の強化をと上林小学校4年生のときから杉沢ボクシングジム(新潟市南区白根)でボクシングを始め、5年生でアンダージュニア王座決定戦小学生の部46キロ級、6年生で同大会49キロ級で優勝している。
今回の大会は県大会、ブロック大会と予選を勝ち上がって出場した。シードされて準決勝でKO勝ち、決勝でも相手を圧倒して判定勝ちした。
斎藤鳳人さんは父でトレーナーも務める会社社長、栄太郎さん(47)と2人で市役所を訪れ、滝沢市長に大会の結果を報告した。今大会での自信を問われた鳳人さんは「自信はあった。気持ちは勝っていたと思う」。8月に出場予定の第9回全日本王座決定戦でも「自信はあります」と頼もしい。
夢は「五輪でメダルをとりたい」ときっぱり。2028年の五輪を目指す。鳳人さんのセコンドにつくためにライセンスを取った栄太郎さんを相手にミット打ちを披露すると、滝沢市長は「速い!」と声を上げた。
「一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)」に所属して大学時代はプロレスでならした滝沢市長は、進んでミット持ちを買って出て、鳳人さんのパンチを体感。「おままごとに付き合ってもらってるみたいで」と笑い、「夏の全国大会で優勝したあとの報告をお待ちしている」とエールを送った。
滝沢市長の訪問を終わって鳳人さんは、「気持ちが高まり、モチベーションが上がって頑張ろう、絶対優勝しようと思った」と気を吐いた。
を兼ねている。東日本側のシード選手に選ばれた。けんたいかい、ブロック西日本大会の王座とジュニアの国際大会に選ばれる可能性が高くなった。ぜひとも勝っていただきたい」。得意なパンチは左ストレート。「予選しない試合経験が少ないので油断しないで頑張りたい」と意気込んでいる。