新潟県加茂市は、加茂市への移住を検討している人に向けた市内企業のプロモーションビデオ(PV)を若者目線で制作してもらうプロジェクトをスタート。加茂市を舞台に企業の魅力を発信する仕掛け人として企業PVを制作する県内大学生を17日まで募集している。
メンバーは10人ていどを募集。5社前後の企業のPVの制作を予定している。どの企業を対象にするかもメンバーで選定。広報やSNSで顔出し可能な県内の大学生を対象に募集している。
活動は25日の市内のまち歩きと企業選定からスタート。取材と動画編集の講座をオンラインなどで受けて企業を取材、動画編集して9月下旬の完成発表会を目指す。全9回ていどの活動を予定する。制作した動画は加茂市移住定住サイトに掲載するほか、ホームページやSNSで情報発信する。
多くの地方と同様に加茂市も若者の転出が人口減少を加速させている。若者が加茂市にとどまり、市外の若者から加茂市に移住してもらうためにも、まず若者が働く場となる市内企業を知ってもらうおうと企画した。
移住の主な対象となる若者に訴求するためには若者の目線が必要と、業者に委託せずに大学生の感性で制作してもらうことに。加えて、ふるさとの納税の返礼品を扱う企業も選定してふるさと納税の実績の向上につなげ、さらに参加した学生は市役所と一緒に仕事をする社会人の経験で成長してもらおうと、たくさんの成果に期待する欲張りプロジェクトだ。
撮影や編集の未経験者も歓迎。まちおこしボランティアとして活動する意欲のある大学生の応募を待っている。応募はオンラインの申し込みフォームで。問い合わせは加茂市総務課政策推進室(0256-52-0080・内線341、kikaku@city.kamo.niigata.jp)。