2023年3月25日に真宗大谷派本山の京都・東本願寺で始まる「宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要」に向けて5月29日、真宗大谷派三条別院(海岸秀道輪番・新潟県三条市本町2)で開かれた三条教区のお待ち受け大会で、次の真宗大谷派を代表する門主に決まっている大谷裕(おおたに ゆう)新門が三条別院を訪れ、お待ち受け大会を記念して植樹を行った。
大谷新門は大谷暢裕(しんゆう)門主の子。2020年7月に新門に就任してから初めて三条別院を訪ねた。植樹した記念樹は、紅白の花を咲かせる高さ2メートル余りのハナミズキ。大谷新門は柄に紅白のテープを巻いたスコップでハナミズキの根元に土を入れ、終始にこやかだった。
大谷新門はお待ち受け法要に先立って行われた真宗門徒として新たな人生を歩むことを誓い、法名が授与される帰敬(ききょう)式の執行も行った。
宗祖親鸞聖人御誕生850年・立教開宗800年慶讃法要は、来年の3月25日から4月8日までの15日間で第1期法要、4月15日から29日までの15日間で第2期法要が行われ、4月9日から14日までの5日間を宗祖や経典の功徳をたたえ仰ぐ讃仰(さんごう)期間としている。
この慶讃法要に向かって全国の教区で順にお待ち受け大会が開かれている。