給食から生まれた新潟県燕市吉田地区のご当地グルメ「鶏肉(とりにく)のレモン和(あ)え」がコンビニ店の惣菜コーナーにお目見えした。
セブン-イレブンが燕エリアの店舗でテスト販売している「鶏肉のレモンたれ唐揚げ」がそれ。名称は異なるが、より内容がわかりやすい表現になっている。税込み429円で燕エリアの店舗でテスト販売しており、好評なら正式販売になる可能性があるようだ。
「鶏肉のレモン和え」は、鶏肉のから揚げに甘いタレをからめ、レモンとパセリを加えたもの。甘いから揚げにレモンの酸味とパセリの香りが食欲をそそらせる。店舗によっては「吉田の学校給食の定番!」、「セブンがなつかしの味を再現!」とあるPO力の入ったPOPを掲示しているところもある。
1981年に三条共同調理場から吉田地区の吉田中学校へ異動した栄養士が、三条市の給食で好評だった「鶏肉のレモン和え」を献立に盛り込み、子どもたちに好評だったことから吉田給食センターと吉田町立保育所も献立に取り入れたのが始まりだ。
栄養士が弥彦小学校へ異動したので弥彦村でも献立に盛り込んだところ好評で、吉田・弥彦地域で鶏肉のレモン和えの献立が根付いたと言う。近年、吉田地区の吉田商工会青年部が鶏肉のレモン和えの販売などに取り組んでおり、今回のコンビニ店デビューがソウルフードの市外への発信につながることが期待される。