新潟県加茂市が公募した公共交通のマスコットキャラクターのデザインと「市民バス」と「のりあいタクシー」の愛称が決まり、藤田明美市長が9日の定例記者会見で発表した。
マスコットキャラクターに決まったのは「おでかもちゃん」。鳥のカモ(鴨)が麦わら帽子をかぶり、加茂市の花のユキツバキをかたどったポシェットを下げ、右手を上げておでかけする姿をパステルカラーでデザインしたイラストだ。
愛称は市民バスが「かもんバス」、のりあいタクシーが「かもんタクシー」に決まった。マスコットキャラクターを含め加茂市の「かも」が入ったネーミングだ。
加茂市の公共交通を身近に感じ、親しみをもってもらおうと4月18日から 5月13日まで募集した。応募はマスコットキャラクターに92件、市民バスに107件、のりあいタクシーに102件あった。
応募作品は市役所内部でしぼったあと、6月6日に開いた加茂市地域公共交通会議で委員の投票で選定した。賞品としてマスコットキャラクターに採用された人に加茂オリジナル推奨品ギフトと加茂市商店街協同組合の商品券3万円分、愛称に採用された人にはそれぞれ同ギフトと同商品券1万円分を贈る。
採用作品は、秋に予定する老朽化した車両の入れ替えから順にラッピングを施し、加茂市の公共交通に関する広告物などに使っていく。