新潟県三条市は三条市指定天然記念物の日本鶏(にほんけい)「芝地鶏(しばじどり)」を広く知ってもらおうと、7月から9月まで月1回の計3回、文化財講座を開くので、受講者を募集している。
三条市文化財保護審議会委員で三条市日本鶏保存会会長の岡村守さんが講師で定員10人で受講者は抽選で決める。参加費は1,000円で筆記用具を持参する。受講したい人は7月1日までに三条市生涯学習課(0256-46-5205)へ電話で申し込む。
芝地鶏は古いニワトリの体型を今日までとどめている学術上、極めて貴重な品種。地元原産ということから2005年に市の天然記念物に指定した。市独自の指定は全国でもあまり例がない。
しかし、市内で市指定天然記念物に登録されている芝地鶏は減少を続けている。鳥インフルエンザの流行、2度の大きな水害、生活様式の変化、飼育者の高齢化により、以前はどこの農家の庭先でも見ることができた芝地鶏は姿を消した。講座の開講日、会場、内容は次の通り。
■第1講「座学 三条市指定天然記念物芝地鶏の魅力について」
7月16日(土)午後2時〜午後4時
農村環境改善センター
■第2講「三条市芝地鶏等級審査会の見学」
8月2日(火)午前9時30分〜正午
三条市日本鶏保存会会長宅(雨天時は農村環境改善センター)
■第3講「座学 芝地鶏を飼育してみよう」
9月3日(土)午後2時〜午後4時
農村環境改善センター