偶数月の15日は公的年金の支給日。それにあわせた「特殊詐欺・悪質商法被害防止の日」にあわせて15日、新潟県警の三条署と燕署はそれぞれ管内で特殊詐欺被害防止広報を行って被害に遭わないよう呼びかけた。
三条署は三条、栄、下田の各地区で順に特殊詐欺被害防止広報を行っており、前回の三条地区に続いて今回は栄地区。午前9時半から福島新田地内の隣り合うJAにいがた南蒲のいちい支店と農産物直売所で行った。
来店した人に三条署員が防犯ちらしや防犯グッズを配布。三条署管内では5月末までに特殊詐欺被害が6件あり、被害総額は789万円にのぼっている。80歳以上の人が被害に遭ったオレオレ詐欺のほか、3月以降は市役所職員をかたる還付金詐欺が発生している。
燕署は午前10時から井土巻3地内のイオン県央店で行った。燕署員のほか、燕署特殊詐欺被害防止推進員に委嘱している市民38人の8人も参加し、署員とともにちらしなどを配布した。
燕署管内では4月末までに特殊詐欺で4件、総額約800万の被害があり、5月中にも被害が発生したので、総額1千万円を超えていると思われる。また、5月中に被害者から直接、現金などを受け取る“受け子”も逮捕しており、よりいっそうの注意を呼びかけている。
県内では4月末までの特殊詐欺被害は56件、総額1億4504万円。