新潟県燕市は22日、広報つばめ子ども記者の任命式を行い、ことしの広報つばめ11月1日号とあわせて市内全戸に配布する子ども版の広報紙を作成する小学生17人を子ども記者に任命した。
燕市の子どもたちから燕市に関心をもち、郷土愛を育んでもらおうと2011年から毎年、市内小学生5、6年生を対象に記者を公募し、テーマ決めから取材、編集まですべて子どもたちの手による子ども広報を発行している。
2年前の応募は16人あったが、昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため6年生だけ募集し、8人と少なかったが、ことしは対象を5、6年に戻して17人が応募。5年生8人、6年生9人で、男子は2人だけでほとんどが女子だった。
任命式で鈴木力市長は「子ども目線で記事を書いてください」と子どもならではの感性に期待し、子ども記者一人ひとりに任命書と腕章を手渡した。受け取った子ども記者は「大河津分水を学びたい」、「チームのみんなと協力して完成を目指す」、「燕市の魅力がきちんと伝わるような記事を書きたい」と思いを発表した。
閉式後は第1回会議を開催。子ども記者は4チームに分かれて、それぞれがテーマを決めた。ことしは12ページで、各チームが2ページずつを担当。加えてことしで通水100周年を迎える大河津分水路の特別取材2ページを全員で担当する。10月26日の修了式まで全12回の取材や会議で子ども広報を完成させる。