公益財団法人三条市交通安全協会が6月25日を語呂合わせで「無事故の日」と定め、さらに「三条市交通安全の日」として三条市、三条署と3者で交通安全の啓発活動を行っており、24日は午前10時から三条市役所前で街頭指導を行った。
関係団体から約40人が参加した。街頭指導を前に市役所低層棟上で街頭指導所開設セレモニーを行った。滝沢亮市長は昨年6月に千葉県八街市で下校中の小学生にトラックがぶつかって5人が死傷した痛ましい交通事故を受けて、市内33カ所で通学路のグリーンベルト設置などの対策を進めていることを話した。
家老直貴署長は前日23日現在で管内で68件の人身事故が発生しており、県平均より三条署管内では高齢者関与の交通事故、交差点関連の交通事故が多いことを説明。三条交通安全協会の加藤敏敦会長は交通安全活動への理解、支援を求めた。
市役所前に街頭指導所を設置し、第一産業道路から第二産業道路方向へ向かう車を止めてドライバーに交通安全の広報グッズを手渡し、滝沢市長は「暑くなりますが気をつけて安全なドライブを」、家老署長は「無事にお帰りいただきたい」と声をかけて安全運転を呼びかけた。
三条市交通安全協会が2014年に「無事故の日」を定めてから毎年、「三条市交通安全の日」の活動を行っており、ことしで9年目。ことしは8日とこの日に三条市交通安全協会各支部の通学路で早朝のいっせい街頭指導、さらに三条、栄、下田の各地区で1回ずつスーパーや定期市の広報啓発活動を行っており、この日の街頭指導がことしの活動の締めくくりとなった。