新潟県三条市・三条商工会議所1階の喫茶コーナーでワンコインの500円で提供されていたカレーライスが、物価の高騰に抗しきれず6月から600円に値上げされた。
原材料費の高騰はカレーライスの材料費にも影響。タマネギやジャガイモも値上がりしたため、苦渋の決断で600円に値上げした。あわせて付け合わせのサラダもやめ、せめてもと代わりにラッキョウを足した。
喫茶コーナーは、三条市内の事業所などに給食を供給する協同組合三条給食センター「サンミール」が営業。2013年からカレーライスを提供し、火曜から木曜までの曜日限定で10年目のことしまでずっと500円で販売してきた。
ワンコインの安さも魅力だが、味の良さも魅力。カレーライスを食べに市外から訪れる人もいる。そもそも500円でも十分に安かっただけに、常連の利用者も「これだけ原材料が値上げしてたらやむを得ない」と理解する。おかげで売れ行きに変化はない。職員は「値上げしても食べてくれてありがたい」と感謝している。