このほど三条市体育文化会館で行われた参院選新潟選挙区(改選1)に立候補している現職の森裕子氏(66)の個人演説会で立憲民主党政務調査会長の小川淳也衆院議員が応援演説を行った。
小川氏は、金融政策の正常化に耐えられない経済構造がこの10年間、放置されて急激な円安をもたらし、物価が高騰、派遣労働者の増加で賃金が低迷しているなどと話した。
防衛費を2倍にするという議論があるが、その5分の1の予算で公立大学が無償化でき、10分の1で小中学校の給食の無償化できると指摘した。
民主党政権が下野して10年になるが、民主党政権が十分に国民の期待に添えていたら政治も社会も大きく変わっていた可能性があり、「それを思うと悔しくてしようがない」。
「これまで見たことないような政治風景を何としてもこの日本につくりたい。うそをついたり、ごまかしたりする政治はもうまっぴら。どんなに不都合なことも、どんなに難しい課題も国民の目を真っすぐ見てそれを糧にともに悩み一緒に決断して一緒に歩む政治ができない限り絶対にこの国の政治はよくならない」と時に鼻をすすりながら訴えた。