アウトドアブランドのスノーピーク(山井梨沙社長・本社:新潟県三条市中野原)は、6、7日の2日間、新潟本社「Headquarters」で関係者向けぶ総合型展示会&カンファレンスイベント「Snow Peak LIFE EXPO 2022」を開いており、続いて9、10日には一般向けに公開する。
昨年初めて開き、好評につきことしは一般向けの開催も設定した。「未来は自然の方にある」をテーマに、ことしのコンセプトは「社会人地球人として、つながりたい。」。キャンプフィールドを会場に、ことしも「衣食住働遊」の5つのカテゴリーに分けて製品やサービスを展示、紹介している。
今回は「ライフ・ビオトープ・コンソーシアム」という新たな企業アライアンスコンソーシアムの仕組みの構想を発表した。コンソーシアム参画企業や団体との事例共有と情報交換する学びの場、そしてプロダクトやフィールド、サービス、ソリューションなどの開発を共同で行うもので、2023年春をめどに立ち上げる。
すでに始まっている取り組みでは、トヨタ自動車のRAV4と組み合わせるスノーピークのタープやテーブル、チェアを参考出品。ほかにも日本製鉄、大東建託、コクヨ、日本環境設計、タキヒョー、さらには米国の電気自動車メーカーRIVIANなどとの開発状況を紹介している。
山井社長はプレゼンテーションで「お越しいただいたすべての皆さまと社会人の枠を越え、地球人としてつながり、そして自然とその先の未来について考えるきっかけをこのLIFE EXPOで実現できたら幸い」と話した。
その後に囲み取材で山井社長は「未来に向けた新たなアクションが生まれたのが昨年のいちばん大きな成果だったと思う。また、それを踏まえたコンソーシアムの取り組みであったり、昨年よりもさらに本当にパートナーの皆さまとスノーピークとのつながりがよりいっそう深くなるような展示になった」と述べた。
ライフ・ビオトープ・コンソーシアムについては、BtoBの企業が対象だが、その周辺のスノーピークと同じ価値観を共有できる事業パートナーや個人、自治体にも拡大していきたいと話した。
また、展示とあわせて豪華登壇社によるスペシャルトークセッションも行われている。9、10日の一般向けも山井社長、山井太会長に、篠原ともえさんや養老孟司さんも登壇する。入場料は1日券2,000円、2日通し券3,000円で8日まで申し込みを受け付けている。