新潟県三条市は、2学期が始まるまでに市内の保育所や学校に足首をはさむ新型の「さすまた」を配備して不審者の侵入に備える。
このさすまたは、長さ163センチで重さ1.3kg。先端のU字型の部分を不審者の足首に当てると自動的にはさみ、持ち手側にロックを解除しないとはずすせないので、不審者が自分ではずすことができない。足首にはさまった状態では移動が困難になるというわけだ。
ことし3月に市内学校に不審者が侵入したことおあり、6月定例会でも小中学校の玄関のオートロックの設置を決めた。今回もその一環。これまでもさすまたを配備していたが、常に複数人で対応する必要がある。新しいさすまたなら、はさんでしまえば逃げることに集中できる。
市内すべての公立保育所と小中学校、児童クラブや子育て拠点施設などに合計61カ所に87本を配備するほか、市内の私立の保育園、幼稚園、地域型保育施設、認定こども園すべての26施設に対し1本ずつ配備するための購入費用を全額補助し、8月下旬に導入する。