16日午後7時からテレビ新潟で放映されるバラエティー番組「はじめてのおつかい」は「真夏の大冒険スペシャル」と題した新潟ロケで、三条市と燕市の3人の子どもがおつかいに挑戦。そのうちひとりは先に火災で全焼した「肉の原仙」(原田昌彦社長・三条市一ノ門1)へおつかいに行く。
子どもたちが初めておつかいするようすをテレビクルーが隠れて撮影する日本テレビ系列の番組。今回、原仙で買い物をするのは女の子で、お父さんの好物のタレカツを買う。
原仙はことし5月1日、火事で全焼。再建に向けてようやく焼けた建物の取り壊しが始まったところだ。ロケは火事の1カ月ほど前に行われた。火事から2カ月半になるが、番組で火事になる前の原仙に出会うことができる。
原仙で働く原田吉章さん(46)は「このタイミングで放映されるのは素直にうれしい気持ちがあれば悲しい気持ちもあって複雑。でもこういう形で残せたのは貴重で、うれしい」と言う。
ロケ当日は撮影のようすを見学した。一緒に火事で逃げ延びて一命を取り留めた母が女の子に対応した。その女の子のけなげな姿に「感動した。いい番組になると思う」と原田さん。「頑張っているので、皆さんには原仙を忘れないで見守ってほしい」と願っている。