高儀が三条市立大生8人を奨学生に認定 (2022.7.15)

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工具やDIY、ガーデニング関連用品の企画、製造、販売の株式会社高儀(高橋竜也代表取締役社長・新潟県三条市塚野目)は14日、昨年4月に地元三条市に開学した三条市立大学(アハメド・シャハリアル学長)の学生8人を高儀スカラシップ奨学生に認定した。

高儀スカラシップ奨学生認定式、左から3人目が高橋社長
高儀スカラシップ奨学生認定式、左から3人目が高橋社長

年度ごとに成績優秀な各学年4人を奨学生に認定し、返済の必要がない月額4万円、年間48万円を給付する奨学金制度。TOEICと成績を総合判定して奨学生を認定し、1年生は入試の成績で決める。3年後に入学する学生までが対象で、合計76人を認定し、総額3,648万円を給付する

奨学生認定証を手渡す
奨学生認定証を手渡す

14日は奨学生に決めた1、2年生4人ずつの8人に高儀の高橋竜也社長(47)から認定証を手渡した。高橋社長は学生に講話のような形であいさつした。大学3年の終わりにバックパッカーとして世界を旅してさまざまな経験し、日本の良さを再認識し、一生の思い出ができたことを話した。

一方で今になって考えると3年生後半までゆるく惰性で学生生活を送った、勉強をちゃんとしておけば良かったことに気づき、奨学生に「大学生活を惰性に流されることがないように何でもいいので時間と金を有意義に使ってほしい」と願った。

奨学生に自身のバックパッカーの経験を話す高橋社長
奨学生に自身のバックパッカーの経験を話す高橋社長

奨学生に認定された2年風間瑠偉さんがあいさつした。風間さんは子どものころから自動車が好きで、それにかかわる仕事に就きたいと三条市立大学を選んだ。

自宅が新潟市にあり、通学に時間がかかるためバイトの時間があまり取れず、交通費、食費、通信費で経済的に厳しいため奨学生制度に申し込んだことを話し、「これからも学業に力を注いでいく」と感謝した。

奨学生に認定された風間さんが礼を述べる
奨学生に認定された風間さんが礼を述べる

シャハリアル学長は高橋社長に感謝するとともに奨学生には「いつかは高橋社長のように偉くなって、次の世代に奨学金をあげるような立場になり、今は奨学金をもらう喜びだが、奨学金をあげる喜びも味わってほしい」と大きな期待を寄せた。


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