三条看護・医療・歯科衛生専門学校(新潟県三条市上須頃)で16日(土)、17日(日)の2日間、初めての来校型学園祭「夏フェス 2022 in HOSP!」が開かれており、訪れた地域の人たちは同校生徒が学ぶ医療の一端を体感している。
開校して3年目で全学年の生徒がそろい、新型コロナウイルス感染も小休止したことから初めて来校型で開いている学園祭。三条市が同校の運営を委託するNSGグループはこの2日間、いっせいに学園祭を行っており、同校もそれに合わせている。
聴診器で心臓の鼓動を聞いたり、苦手な人が多い歯科研磨を自分が施術する側に回ったり、歯型を取る要領で石こうで自分の指の模型を使ったりと、めったに体験できない内容に訪れた興味津々だ。
歯科研磨を指導した2年生は、「自分が習慣になっている機械の持ち方から説明しなければわからないんだと思った。年齢層が広く、フラットでいいのか、かしこまった方がいいのか、人に教えるのは難しい」と先生の立場もちょっぴり理解。また、授業については、英語や接遇マナー、解剖学もあり、「意外と勉強の幅が広かった」と話した。
先生も学園祭で地域の人たちと交流してコミュニケーション能力を磨いてほしいと話していた。午後から16日は元看護師YouTuber「あぃりDX」、17日は男性看護師でつくる「Nurse-Men」によるスペシャルイベントがある。
ほかにもキッチンカーやテント販売、宝石すくいや水ヨーヨーの学生屋台が登場。景品がもらえる構内ウォークラリーや学校見学会、入試説明なども行っており、誰でも広く気軽な来場を呼びかけている。16日は午後午後4時半まで、17日は午前10時から午後4時まで。