任期満了に伴う燕市議選(10月16日告示・23日投開票・定数20)に新人の元燕市職員、佐野大輔氏(39)=燕市小関=が無所属で出馬する意向を固めた。
1983年10月22日生まれ。県立三条高校を卒業し、東海大教養学部で知的障害者の雇用環境の改善を専攻。06年から3年間、燕中学校に臨時職員として勤務し、剣道部コーチも兼任し、うち2回、女子団体で全国優勝した。
09年に燕市役所に入庁。交流人事で霞ヶ関の文部科学省へ2年間の派遣も経験。19年に退職して民間企業に就職し、21年に独立して起業支援のaile(エール)を起業。さらに22年に自社ブランドの製造販売を行う合同会社を設立した。燕商工会議所青年部地場産業活性化委員長や三条高校同窓会副会長に就き、日本マルチコプター協会認定ドローンインストラクターでもある。
おじの浅野金六氏が旧燕市から合併後の燕市まで06年から2期、市議を務めた。5月の県議選に立候補した柴山唯氏(38)の選対事務所で事務局を任された。
佐野氏は「おじさんは後継者になってほしいと話していたことがずっと頭の隅にあった。県議選で選挙にかかわってみて、人任せではなく自分が市議会に身を投じて社会を変えていきたいと思った」と話す。
燕市のものづくり、教育、遊びの環境を整備し、おとなが生き生きと働く姿を見て子どもたちが育つ社会を目指し、余暇を楽しむための施設整備、スポーツ指導者への支援制度、市民団体や企業主導でのイベント開催支援などを考えている。選対本部の体制を固め、8月初めに正式に出馬を表明する。