23、24日の2日間、新潟県燕市燕地区の夏まつり「第49回飛燕夏まつり」が始まった。会場の分散など感染防止対策に努め、新しい趣向も取り入れていわば新たな様式の飛燕夏まつりとなっている。
これまで会場は商店街の目抜き通りだけでほぼ完結していたが、1日目の23日は燕市交通公園で青空市の「ツバメルシェ」やステージイベントが行われ、夕方午後4時から商店街に会場を移して燕1000人みこしとよさこいソーラン、ツバメルシェスイーツフェアという形で行っている。
新しい取り組みとして飛燕夏まつりアイデアコンテストを行ってアイデアを募集し、応募のなかから大食い企画「TSUBAMEチャンピオン」と「つばめクイズ」を採用して行った。
大食い企画は新潟出身の大食いYouTuber、おごせ綾さんをゲストに迎えた。おごせ綾さんは「AYA」として新潟のご当地アイドル「Angel Generation」の研究生として活動したことがある。テレビ東京の番組「元祖!大食い王決定戦」に何度も出演したフードファイターで、YouTube公式チャンネルの登録者は10万人を超える。
この日は先に10人で予選を行って勝ち抜いた男性8人が出場。おごせ綾さんと一緒に大食いにチャレンジした。大食いしたのは、燕市吉田地区のソウルフード、鶏肉のレモンあえ5個とたこ焼き8個を盛った皿を20分の制限時間内に何皿、食べられるかを競った。
出場者は、いずれも焼きそば1kgやステーキ2kgを食べたことがあるといった大食い自慢。しかし鶏肉のレモンあえの油にもはばまれ、3皿を食べたあたりで一気にペースダウンし、残り5分はまったくはしをつけられない人も多かった。おごせ綾さんは子どものようにきゃしゃな体形ながら、マイペースでほおばり続けた。
優勝したのは埼玉県越谷市から来燕した潤間健一郎さん(44)で6皿を食べた。重さなら1皿約350gなので、2kg以上を食べたことになる。わんこそば435杯を食べて優勝した経験もあるフードファイターだ。おごせさんは8皿を完食し、9皿目の途中でタイムアップとなった。
母方の実家が新潟にあり、今回の大食い企画を知って出場することに。「ハイボールがあったらもっと食べられたかな」と余裕のコメントだった。