新潟県弥彦村の越後一宮「弥彦神社」(渡部吉信宮司)の夏の大祭「燈籠(とうろう)神事」に「燈籠(とうろう)まつり」が24日から26日までの3日間にわたり3年ぶりに行われている。初日24日は民謡流しや燈籠まつり駅伝大会、前夜祭などが行われ、村民は3年ぶりのまつりを満喫した。
民謡流しには民謡流しは午後7時前に弥彦神社一の鳥居を出発。コースを短縮し、県信用組合弥彦支店前までに約300メートルに短縮したが、例年並みの240人ほどが参加。そろいの踊り浴衣や祭りのはっぴで「弥彦音頭」と「一宮甚句」を踊った。いつも通りの燈籠まつりが戻ってきたことを実感し、「やっぱりまつりはいいね〜」としみじみと話す人もいた。
燈籠まつり駅伝大会は25日に行っていたが、参加しやすいように日曜の24日に繰り上げて開催。前夜祭は感染防止対策でこれまでの防災機能付き多目的施設「ヤホール」から「おもてなし広場テラス」に会場を移して昼は太鼓演奏、よさこいソーラン踊り、キックボクシングのパフォーマンス、ジャグリング、ウォーターアートのワークショップ、こども縁日、夜はビアガーデン、大道芸、弥彦芸妓の祝いの舞、福引き大会などを繰り広げた。
25日は子ども燈籠押しに始まり、大祭神事、特別祈願、里神楽奉納、お欅引(けやきびき)、弥彦山松明大行進、奉納花火大会、御神輿渡御(おみこしとぎょ)・大燈籠巡行、神歌楽(かがらく)・天犬舞(あまいぬまい)奉奏が行われる。
大燈籠は10講中が巡行する。本来は巡行前にそれぞれの宿へ向かって踊りや太鼓演奏で盛り上がるが「宿下り」を行うが、ことしは感染防止で中止。一ノ鳥居前から巡行に出発し、それに神輿が続く。
順路も神社前通りから外苑坂通り、参宮通り、大杉通りと一方通行で弥彦神社へ戻ったが、ことしはおもてなし広場前で折り返す。そのため例年、行事がすべて終わるころには日をまたいだが、ことしは午後10時半で終わる予定になっている。25日の予定は次の通り。
【25日の日程】