2日から6日まで香川県の坂出市府中湖カヌー競技場で開かれるインターハイの第38回全国高等学校カヌー選手権大会に新潟県立分水高校カヌー部から7人が出場するのを前に7月29日、鈴木力市長がカヌー部の練習を見学し、出場選手を激励した。
インターハイには、いずれもスプリント競技で沖野星(おきのあかり)さんが女子カナディアンシングル、関川聡太(せきかわそうた)さんが男子カナディアンシングル、高橋尚神(たかはしまさかみさんが男子カヤックシングル、そして泉田碧翔(いずみだ あおと)さん、三上竜聖(みかみりゅうせい)さん、桑原優太(くわばらゆうた)さん、佐藤快音(さとうかいと)さんが4人乗りのカヤックフォアに出場する。
29日、鈴木市長はこれまでのカヌー部の後援組織を置き換える形で発足したばかりのファンクラブの青柳修次会長とともにカヌー部が練習場している長岡市寺泊町軽井地内の信濃川左岸を訪れ、信濃川でカヌーをこぐ部員に続いてボートに乗って伴走し、練習のようすを部員と同じ目線で見学した。
部員を前に鈴木市長は、「皆さんの青春ぶりを見て感動した」と率直に話し、練習場から下流側にある大河津分水がことしでちょうど通水100周年にあたり、「その記念の年に皆さんが全国で活躍することは何か意味があるような気がする」と期待した。
青柳会長は「皆さんの思い出の1ページ、カヌー部の1ページに加えてほしい。カヌー部が盛り上がるように頑張ってほしい」と求めた。
部長の沖野さんは「思ってくれてるだけでも十分、頑張れるので心の中で願ってくれるとうれしい」と謙虚だった。監督の鈴木敏郎顧問は「1種目、1人でも決勝に進出してほしい。カヌー部を知り、ひとでも多くの人から応援してほしい」と話していた。