3年ぶりとなった新潟県三条市三条地区の夏まつり「第18回三条夏まつり」の大花火大会が6日、開かれた。新型コロナウイルス第7波の感染急拡大もあり、本来は3日間のところほかのすべての行事をとりやめ、大花火大会だけに。人出も少なかったが、3年ぶりの三条花火に市民は大満足だった。
大花火大会は例年通り午後7時半から9時半まで旧競馬場堤外地を打ち上げ場所にスターマイン37組、ナイアガラと市民の花火が1組ずつ、10号玉192発、7号玉42発、5号玉58発を打ち上げた。過去2年は花火の出費がなく、感染拡大に疲弊する市民を元気づけようという思いもあってか、近年では最大規模の三条花火となった。
フィナーレは、東京パラリンピック開会式で国歌を歌った三条市出身の全盲のシンガー、佐藤ひらりさんのオリジナル曲「未来」が流れるなか、三条市民の花火にナイヤガラ大瀑布(ばくふ)が夜空を焦がし、三条商工会議所の花火で締めくくった。
メーンの観覧場所は六ノ町河川緑地は、よく見れば人と人の間隔に余裕があったが、ぱっと見はこれまでと変わらないにぎわい。息を飲むようなスターマインに歓声や拍手で盛り上がった。夕涼みにしては暑すぎる夜。浴衣を着た人も目立ち、「やっぱり花火はいいよね」と自然に笑顔になっていた。