新潟県の花角英世知事は6日、記録的な大雨で土石流や浸水による大きな被害を受けた村上市や関川村を視察し、被害状況を確認した。
関川村湯沢では土石流で家屋が倒壊した小岩内や湯沢、浸水被害などがあった坂町駅付近などを視察した。湯沢温泉のある湯沢では、砂防ダムを越えて土石流が道路や家の中を流れ、車を押し流した。
被害を受けた住民は家の中の泥出しに忙しく、花角知事は住民から被害状況や要望を聞いた。被害のあった地域に通じる湯蔵川に沿った道路は大きく陥没して車が通れなくなっていたが、6日のうちに仮復旧できるようになると花角知事は説明を受けていた。
地域住民は、1967年の羽越水害と同じようになったと話していた。浸水した酒店は、羽越水害を教訓に床を高くした家を建て、今回は水が床に達するぎりぎりの所で止まったと胸をなでおろしていた。