新潟で野球をするだけでなく新潟を体感してもらおうと、5日から8日まで三条市などを会場に開かれている次世代育成大学野球サマーリーグに参加している1、2年生を対象に初めてエクスカーション(小旅行)が行われている。
これまでは新潟で試合をするだけで新潟を知る機会がなく、せっかく首都圏から移動しているのにそれだけではもったいない、地元を知ってもらおうと大会実行委員長の松橋崇史拓殖大学准教授と学生が相談してエクスカーションを初めて計画した。
今回のサマーリーグには慶応、早稲田、明治、立教、筑波、国学院、拓殖、新潟の8大学が参加。大学ごとに三条市の日帰り温泉「いい湯らてい」や長岡市の「道の駅 ながおか花火館」へ出掛けるといったエクスカーションを企画、参加してもらった。
7日は早稲田大学の32人が2回に分けて16人ずつ、三条鍛冶道場で五寸釘を素材にしたペーパーナイフ作り体験を行った。五寸釘を真っ赤に熱してたたいて平たくしたり、ねじったり、研磨して刃を作ったり。学生にとってはおじいさんの年齢にあたる三条鍛冶集団の鍛冶職人から「引っ張って!」、「たたてい、もっともっと!」と指示を受け、手取り足取りの指導を受けて作った。
1年生の学生は「職人さんが一から教えてくれて、技術とか奥深さとか学びならこうやって楽しみながら自分で作れるのはすごいと思った」と貴重な体験を喜んでいた。