盆に向けて新潟県弥彦村でこの夏も11日まで「夏休み子供縁日村」が開かれており、毎晩、家族連れでにぎわっている。
一昨年は新型コロナウイルスの感染防止のため中止になり、昨年から会場をそれまでの「ヤホール」から、「弥彦おもてなし広場」に会場を変えて開かれている。
7月30、31日と先行して開かれたあと、6日から11日までは毎晩、午後7時半から9時ごろまで開催。テントを張って店開きし、ゲームコーナーに1回200円の射的、輪投げ、花火、ヨーヨー釣り、スマートボールを用意。委託した飲食コーナーもある。
誰でも利用できるが、ゲーム200円引きと飲食100円引きの割引券がついたちらしを村内の子どもたちに配布したほか、弥彦の旅館に宿泊している子どもたちにも1人1枚ずつ配布している。
日が落ちるとちらしを手にした親子が次々と訪れ、日曜の7日もピークは50人を超える人でにぎわった。旅館の浴衣を着た人もあり、遠くで上がる寺泊の花火の音も夏の夜を演出し、子どもたちに思い出の1ページを残していた。
現場を運営しているのは、弥彦商工会青年部(三方剛部長)。部員は減少傾向でことしは16人と少なく、現場を回すのは大変だが、励みになるのは来場者。大勢の来場を待っている。