新潟県三条市は19、20日の2日間、子ども向けの職業体験型テーマパーク「キッザニア」とタイアップして夏休みに三条市内の企業の現場で仕事を体験できる「キッザニアマイスターフェスティバル in 三条」を開き、約340人の小中学生が参加している。
国内外で運営されているキッザニアを三条市で体験できる取り組みで、ことしで9年目となった。新型コロナウイルス感染下でも休まず、ことしは29コースを設定したが、感染拡大でキャンセルがあり、26コースに。参加者は県内に限定し、341人が参加を申し込んだ。
初日19日は三条ものづくり学校で開会式を行い、参加者の子どもたち10人に滝沢亮市長から直接、任命書を手渡した。滝沢市長は「皆さんが少しでも将来のことを考えるきっかけになれば」、「すごく楽しんで夏休みのいい思い出をつくってほしい」とあいさつした。
キッザニアを運営するKCJ GROUP株式会社の宮本美佐代表取締役副社長兼マーケティング本部長は「どんな所を大事にしてどんな思いでサービスを提供しているか、そんなこともぜひ話を聞いてみたり、感じてみたりして帰ってもらえるとうれしい」と期待した。
参加社代表で小学校6年生の金塚優真さん「きょうはたくさんのお仕事を体験して楽しみ、学び、そして夏休みの思い出をつくっていきたい」とあいさつした。
体験は三条市のものづくりやプロバスケ選手、農家レストラン、図書館、消防士など幅広い。ことしは自分で作ったものをほかの子どもたちがデザインした店舗で売るなど、異なるコーストのコラボレーションも用意している。