新進気鋭の絵本作家、齋藤槙(さいとう まき)さんの展覧会「とべ!とべ!ぺんぎんたち 齋藤槙えほん展」が17日(土)から11月20日(日)まで長岡市栃尾美術館(新潟県長岡市上の原町)で開かれる。初日17日は齋藤さんが来館してギャラリートークとワークショップが行われる。
齋藤さんは東京生まれ。武蔵野美術大学造形学部日本画科を卒業。さまざまな生き物を独自の手法でユーモラスに描き、土や草木などの自然の色を使った絵画や布を使った作品を制作し、個展、グループ展を数多く開いている。
2009年には『ながーいはなでなにするの?』(福音館書店)で絵本作家でデビュー。意欲的に作品を発表し、親子向けのワークショップも数多く開いている。展覧会では代表作の 『ぺんぎんたいそう』(福音館書店)と『ながーいはなでなにするの』の絵本原画など約120点を展示するほか、フォトスポットとして「ペンギンの顔はめパネル」も設置し、親子ににぎやかに遊びながら鑑賞できる。
初日17日のギャラリートークは午前11時から正午まで齋藤さんと「こどもの本の好きな人たちが手に手を取って大きな波を起こそう」と活動する「こどもの本WAVE」の穂積保さんの2人が対談する。申し込み不要だが、観覧券が必要。
ワークショップは午後1時半から3時半まで年中児以上を対象に「じゃばら絵本をつくってみよう!!」を行う。参加無料だが、観覧券が必要で定員8人、先着順で12日から電話で参加申し込みを受け付けている。終了後に書籍を買った人を対象にサイン会も行う。
休刊日は毎週月曜で、月曜が祝日なら翌日に休館。開館時間は午前9時半から午後5時まで、発券は午後4時半まで。観覧料は一般600円、高・大学生300円、小・中学生100円。問い合わせは長岡市栃尾美術館(電話:0258-53-6300)。