新潟県弥彦村弥彦に17日(土)、本格的なサウナを備えるスパとグランピングが楽しめる施設「スパリゾートグランピングYAHIKO やひこYYパーク」が開業。弥彦に新たな観光スポットが誕生する。
阿賀野市でホテル「安田温泉やすらぎ」を運営する有限会社ヤマキ観光(木村清栄社長・阿賀野市保田)が、2004年まで営業していた温泉施設「やひこ乃湯」を改装して開業する。
目玉の本格サウナは30分に1回、自動的にロウリュが行われる。水着着用で男女一緒に利用でき、家族連れにはうれしい。温泉は寝湯や水風呂も備える。6つある個室で宿泊もでき、2階には多目的ルームを備える。
敷地は7000平方メートルもあり、建物裏手がグランピングスペース。直径約6メートルもある空調完備のドーム型テント3基とより小さなコットンテント4基を常設する。ドーム型テントはそれぞれテーマに合わせたインテリアを凝らし、弥彦にちなんでウサギをテーマにしたテントもある。
一度は安田温泉に注力しようと18年前に「やひこ乃湯」をたたんだが、新型コロナウイルス感染の影響を受けるなか、新たな活路をと流行のグランピングに目をつけ、国の事業再構築補助金を活用した。
隣接する旧「山荘竹武」の建物もすでに買い取っており、施設を拡張していく計画。木村清栄社長(66)は「弥彦は雪もあまり降らないので通年営業できると思う。高台から弥彦山頂を望むこともでき、地元の食材を食べて弥彦の魅力を味わってほしい」と話している。電話での問い合わせは「0256-78-8288」。