台風14号の接近に伴うフェーン現象で19日の新潟県内は猛暑に見舞われ、三条市では37.2度と全国一の暑さになった。三条市では9月に入ってから9日に38.8度、17日に34.5度でそれぞれ全国一の暑さを記録しており、これで9月になって3度目の全国一。9月中旬の三条市としては2012年に37.3度に次ぐ観測史上2番目の高温となった。
2位は上越市大潟の36.9度、3位は長岡市寺泊の36.6度。7位の秋田県にかほ市を除いて10位以上はすべて新潟県内の観測地点が占めた。
三条市では、明け方の最低気温も24.8度で熱帯夜をかろうじて免れる寝苦しい夜だった。明け方は雲が目立ったが、しだいに晴れて午後から再び雲が広がった。
午前8時には31.0度で30度を超え、11時には35.1度と35度を超えて猛暑日に。午後1時20分に最高の37.2度を観測した。
夜になって南東の風がやや強まっているが、午後9時半現在でもまだ台風接近を感じるほど強くなっていない。気温は夕方から下がらないどころか逆に夜になって高くなり、午後9時半でも31.0度の異常な暑さとなっている。
台風14号は20日午前3時ごろ最接近すると見られている。20日の予想最高気温は22度と、一気に15度も下がる見込みだ。