台風14号は20日午前4時過ぎに新潟市付近に再上陸し、9時に日本の東で温帯低気圧に変わったが、三条市では明け方を中心に風雨が強まった。
三条市は午前6時ごろを中心に風雨が強く、雨量は午前7時までの1時間の8.5ミリを最大に5時から9時までに累計16.0ミリ降った。
風は午前4時過ぎから急速に強まり、南寄りから北寄りに風向を変え、最大瞬間風速20.1メートルを観測した。10時ごろにはいったん風は収まったが、吹き返しの風か正午ごろから再び強まった。
台風を思わせるような風雨が強かったのは1時間ほどの短い間だった。気温は午前0時で30.4度もあったのに9時29分には17.5度と13度も下がった。その後も20度以上に上がることはなく、前日19日に全国一の37.2度の猛暑から一気に秋本番の半袖ではいられない肌寒さになった。
台風一過の青空とはいかなかったが、日没後に空が赤くなった。夕日が見られたわけでもとくに西の空が赤くなったわけでもなく、少し不気味な珍しい空だった。