9月21日から30日まで10日間の「秋の全国交通安全運動」が始まった。30日は「交通事故死ゼロを目指す日」で、スローガンは「夕暮れ時 早めのライトで 防ぐ事故 」。初日の21日、新潟県三条市では市役所前で出発式と街頭指導所の開設が行われた。
三条市、三条署、三条市交通安全協会などから約40人が参加。市役所低層棟屋上広場で出発式を行った。滝沢亮三条市長は、最近、車で交差点を左折
するときにどきっとすることがあったと言い、「やはり歩行者も自転車も気をつけなければならないとあらためて思った」と話した。
家老直貴三条署長は「三条市内では交通事故の発生件数、死者数、負傷者数は昨年に比べていずれも減少しているが、夕暮れが早まり、気候も悪くなってくるので決して油断できない」と引き締めた。三条市交通安全協会の加藤敏敦会長は「車のライトは電気代がかからないので、早めの点灯を」と求めた。
2020年に三条市と災害時における物資配送に関する協定を結んだヤマト運輸もことし春の全国交通安全運動に続いて参加。今回は三条営業所と三条営業所から10人が参加し、青木仁三条営業所長は「ヤマト運輸でも本日から30日まで秋の交通事故ゼロ運動としてバック事故撲滅ということで地域に安全、安心、笑顔をお届けできるように頑張る」と述べた。
このあと市役所前に街頭指導所を設置。第二産業道路方向へ向かう車を止めてドライバーに「歩行者と自転車にやさしい運転をお願いします」などと声をかけ、交通安全運動啓発グッズを手渡して安全運転を呼びかけた。
運動の重点は「子供と高齢者を始めとする歩行者の安全確保」、「夕暮れ時と夜間の歩行者事故等の防止及び飲酒運転の根絶」、「自転車の交通ルール遵守の徹底」。